文筆道ほろ酔いクラス『お気楽派』 |
このコンテンツは1997年12月〜1999年2月まで雑誌「スコラ」で掲載されたエッセイをWeb上で再連載しているものです。単行本化されていないので、現在読めるのはこのサイトのみです。毎月2回分ずつ追加していく予定です。 |
下のタイトルをクリックすると各エッセイを回覧できます |
●《第三十回》アブダビコンバットに行ってきたぞ その1 |
前田日明対カレリン戦を観に行ってきた――と、書き出したのだが、実はここは日本ではない。 |
●《第二十九回》困ったものである |
もそもの発端は、あるアウトドアメーカーの雑誌に、次のような文章を載せたことであった。 |
●《第二十八回》トルコ交信曲(後編) |
さて―― |
●《第二十七回》トルコ交信曲(前編) |
かつて、日本にはトルコ風呂なるものがあった。 |
●《第二十六回》K‐1を観にゆき
世界平和について 考えている |
K‐1の決勝トーナメントを観に行ってきた。 |
●《第二十五回》演出の魔術 |
『百物語』という芝居のことを知っているだろうか。 |
●《第二十四回》雅楽からシュートボクシング |
先日、国立劇場小劇場へ行ってきた。 |
●《第二十三回》北国行感傷旅行 |
北海道に来ている。
半分仕事、半分プライベートの旅行である。 |
●《第二十二回》今、万札を燃やしているのです |
最近――というより、ずっと以前からそうなのだが、よく電話がかかってくる。 |
●《第二十一回》このお金、原稿料からひいて下さい |
しばらく前に、ぼくの書いた『神々の山嶺(いただき)』で第十一回の柴田錬三郎賞をいただいた。 |
●《第二十回》玉三郎、天野喜孝と土をいぢって遊んだぞ |
友人の絵師である天野喜孝と一緒に、岐阜県にあるぼくの釣り小屋にこもって、陶芸をやってきた。 |
●《第十九回》ビッグ・サーモンはおれのものだ |
この世に存在するうれしいことのかなり上位に、でかい魚を釣るというのがある。 |
●《第十八回》玉三郎、パンクラスどちらも必見だぜ! |
坂東玉三郎を見るということは、どうしてこんなに心地好いのだろう。 |
●《第十七回》鮎がおかしいぞ |
ここ数年、鮎がおかしい。僕は、釣りの中でも鮎の友釣りをすることを無常の悦びとしており、あちこちに友人がいる。 |
●《第十六回》
阿寒湖のアメマス釣り |
北海道へ行ってきた。 阿寒湖へアメマスを釣りに行ってきたのである。 |
●《第十五回》
歌舞伎座から日本武道館まで |
死ぬほどいそがしい。断っても断っても、細かい仕事が入り込んできて、結局、そのうちの幾つかをひきうけてしまう。 |
●《第十四回》
出生率低下なるも北斗旗おもしろし |
世の中、おかしい。 |
●《第十三回》
陶芸にはまっとります |
陶芸にはまってしまった。 |
●《第十二回》
おれは哀しいぞ |
最近、哀しい。このような書き出しで、今回は始めたい。 |
●《第十一回》
北方謙三とワインを飲む |
最近、ワインが流行っている。 |
●《第十回》
猪木引退の日に―― |
一九九八年、四月四日。 この日は、二重の意味で、ぼくにとってたいせつな日となった。 |
●《第九回》
最終小説 |
ここ十年余り、あるひとつの小説のことを考えている。 |
●《第八回》
中井祐樹という格闘家(後編) |
不勉強なので、はっきりしたことは書けないのだが、ジャケットを着た寝技ということ
で、格闘技の歴史を眺めてみた時、それが一番発達したのは、近代に入ってからではない だろうか。 |
●《第七回》
中井祐樹という格闘家(前編) |
まず、中井祐樹が、パレストラという格闘技道場をオープンしたことから書き始めたい。 |
●《第六回》
格闘技の現在形 |
プロレスの一番とんがった部分を見つめ続けてきた。 |
●《第五回》
釣り助平軍団、ワカサギ隊 |
今年も、北海道の網走までやってきてしまった。 網走湖でワカサギ釣りをするためである。 |
●《第四回》
心揺らしながらアルティメット |
もう、昨年のことになるが、一九九七年の一二月二十二日に、ついにアルティメット大会が日本に上陸した。 |
●《第三回》
私、四十六歳。おしっこちびりました。(後編) |
まことに、人間、いつ何時災難に遭うかわかったものではありません。 |
●《第二回》
私、四十六歳。おしっこちびりました。(前編) |
感動的な体験をしたのであります。 おしっこをちびってしまったのであります。ちびるなどという可愛い表現はしておりま
すが、はっきり申しあげれば、私、おしっこを漏らしてしまったのであります。 |
●《第一回》
ヒマラヤの屍体 |
しばらく前に、ある雑誌でショッキングな写真を見た。 ヒマラヤのエヴェレストの高峰雪の中に、累々と横たわる屍体の写真である。 |