本当の私がどこにいるのか、それは誰も知らない。本人も知らない。だから、自分が何者なのか純白から始めてつきつめたい。幸福か不幸か、自分なんて本当は自分でもよくわからない。美女・原更紗の身をさらした自分探しが始まる。全編を通して彼女は拒絶をする。そこが愛おしくて普通っぽい。やがて、愛し合うことの意味を問うからみが始まる。飾らない普通の反応が心地よい。だから気持ちよくってへなへなになっていく感じがリアルである。最後に彼女はどんな表情を見せるのか。気持ちよくなれば女は身体から変わっていく、そうして自分を見つけていく。拒絶がちな彼女も最後は自らたっぷりと放出後の竿掃除をしてくれるまでに変わるのだ。変化するから女性は美しい。