一眼レフカメラを肩からぶら下げ、雑誌の取材という理由でその男は我が家にやってきた。カメラマンという設定だからだ。妻には僕の知人であると事前に説明をしてあったから、そんなに怪しまれることもなかった。業界人特有のテンションの高さで僕の妻にも馴れ馴れしく接する間男にも、それに対しニコニコと応対する妻にも怒りが込み上げる。妻はこういう遊び人タイプの男性は嫌いなはずだ。徐々に妻へのボディタッチも増え、勢いで唇を奪おうとする間男に僕の嫉妬は限界を迎えようとしていた。頼む! そんな誘惑に負けないでくれ……。
うちの妻にかぎって… 「ダメですって…、そんなの…、っ!」目を潤ませて、か細い声でそう言うと、...
冒険屋会員登録を行い本サービスを利用する
『メガMIX』月額サービスを購入する ※月額番組を利用するには冒険屋入会登録が必要です。